NGC1560，NGC3521の”その2”です。
12/28,1/4の両日は快晴・無風の絶好の天体写真撮影の気象条件でしたが、寒波襲来のため、気温は12/28-9.6℃、1/4はー6.9℃まで下がり、非常に寒かったです。

さて、第2弾は春の銀河、しし座のNGC3521です。NGC3521は昨年4月1日に高萩市で撮りましたが、雲や風の影響で600sec,7コマしか撮れず、増し撮りが必要と考えていましたので、今回増し撮りを行いました。もう日付が変わると春の銀河が撮れます。この銀河は獅子の後ろ足の近くに位置し、南中高度は５４°ですので、しし座の銀河としては南天低めの天体です。
NGC1560と違って、中心部はかなりカラフルな銀河です。外周部も独特な広がりがあります。
今回の画像処理はPixInsightのGiai DR3/SPの70Gbを超えるDataBaseをダウンロードしてMGCとSPCCも使ってみましたが、こんな派手派手な画像になりました。

★★NGC3521 渦巻銀河　しし座　距離：2800万光年　視直径：11.2′ x 5.4′

鏡筒：VC200L D=200mm,  FL=1800mm 　直焦点
赤道儀：SXP　、カメラ：D810a
ガイド：カメラ：ZWO　ASI290MM MIN　, PHD2、N.I.N.Aによるディザリングオートガイド
撮影地：　24' 4/1 高萩市   12/28 福島県塙町, 25' 1/4 北茨城市
撮影条件：4/1 ISO1600, 600sec×7コマ
          12/28 ISO1600, 600sec×10コマ
                   1/4 ISO1600, 600sec×19コマ          総露出時間＝6時間
日時：2024.04. 1  220:41～22:10
        2024.12.28  27:31～29:10
        2025.01.04  25:38～29:07
面積比25%にトリミング