12月2日、5日に北茨城市、福島県塙町にてNGC660とNGC2336を撮りに行ってきました。
両日ともに前半は秋の銀河・うお座のNGC660を、後半は春の銀河・キリン座のNGC2336を撮りました。
11月に撮ったNGC772、NGC672+IC1727に続き、秋の銀河を3連発でしたが、NGC660が今シーズンのトリですね。3連発の銀河はそれぞれおひつじ座、さんかく座、うお座にありますが、見た目ほんのすぐ近くにあります。
NGC2336は春の銀河とはいえ、赤緯80°に位置しており、天の北極から10°を切る周極天体で、一年中見えますが、北極星の上側に位置するこれからが撮影の旬です。

★NGC660 極リング銀河 うお座 距離:4400万光年 視直径:8.5′x3.2′

鏡筒:VC200L D=200mm,  FL=1800mm  直焦点
赤道儀:SXP 、カメラ:D810a
ガイド:カメラ:ZWO ASI290MM MIN , PHD2N.I.N.Aによるディザリングオートガイド
撮影地:茨城県北茨城市、福島県塙町
撮影条件:北茨城市 
ISO1600, 600sec×16コマ  
     塙町     ISO1600, 600sec×10コマ   総露出時間:4時間40分
 日時:2024.12.02 19:02~21:40, 2024.12.05  21:22~22:58
面積比25%にトリミング

★NGC2336 渦巻銀河 キリン座 距離:1億光年 視直径:7.1′x3.9′

鏡筒:VC200L D=200mm,  FL=1800mm  直焦点
赤道儀:SXP 、カメラ:D810a
ガイド:カメラ:ZWO ASI290MM MIN , PHD2N.I.N.Aによるディザリングオートガイド
撮影地:茨城県北茨城市、福島県塙町
撮影条件:北茨城市 
ISO1600, 600sec×20コマ  
     塙町     ISO1600, 600sec×30コマ   総露出時間:8時間20分
 日時:2024.12.02 24:08~28:50, 2024.12.05  23:28~29:09
面積比25%にトリミング

やはり、NGC2336の方が約倍の露光が稼げたので、ノイズ感が小さいですね。
NGC2336にはかすかにHⅡ領域が出てきたようです。