10月18日希望が丘へ遠征しました。
4時過ぎ到着。いつものように一番乗り。
JALの皆さんは前日は奥会津合宿あったそうなので、どなたかは連荘で
いらっしゃるかなと思ったが、翌日は月曜日なのでいらっしゃらないだろうと考え
中央に陣取りました。

設営中やっぱり来ました。まず、Sさん 続いてただよしさん、最後にKさんと
3名の方々が奥会津から駆けつけて着ました。やっぱり好きですね。

日没まではほぼ快晴でしたが、日没後極軸を合わせ終って、見上げると
うす雲が流れてきました。薄明終了頃には、ほぼ全天が雲の覆われてしまった。
当日は南風が吹いており、早くも結露が始まった。

9時頃にはSさんが、10時頃にはKさんが相次いで撤収して帰られた。
11時頃、ただよしさんも撤収の準備を始めたころ、風向きが北風となり
北側の雲が切れてきて恒星が見えてきた。
ひょっとして  雲行きが・・・・
双眼鏡で見ると北側遠くの山の稜線近くにも恒星が見える。んー期待できるかな。

ただよしさんに伝えると撤収を中止して撮影を再開したようです。
二人で待った甲斐があったと狂喜乱舞 までは・・・・ないか。
その後朝までほぼ快晴。北風微風、結露無し。

すでに23時半なので、前回のM31の3×1のモザイク再チャレンジはは諦め
うお座のM74をターゲットにしました。

★M74 渦巻銀河 うお座
ae878889.jpg


鏡筒:Vixen VC200L D200mm、Fl 1800mm
赤道儀:Vixen SX-P, PHDGuidinng2にてオートガイド
撮影条件:ISO1600、900sec×10コマ 総露出時間2時間30分

淡い腕の描写がいまいちですが、腕の強調処理とバックグラウンドの
ざらつきを天秤にかけるとこれが精一杯かな。細かい所でまだまだ再画像処理を
やる価値ありそうですね。

薄明開始が近づきM74のバックグランドが明るくなり、銀河のコントラストが
落ちてきたので、M74は完了。
東の低空には金星がぎらぎらと輝き、木星すぐ近くには火星があるようだ。
ステラナビで確認してみると、なんと当日は木星と火星の大接近だそうだ。

鏡筒を木星に向けて見ると、Fl1800mmそのままで木星、火星両方が写野に
入るようです。すでに薄明が始まっているので、大急ぎで撮影。
ガリレオ衛星も写し取るため、ちょっと露出オーバーにしたので木星が鏡筒の
スパイダーによる光条に引っ張られ4角形になっているが、あくまで記念写真なので
ご容赦ください。でもガリレオ衛星は何とか写っていますね。


★木星と火星の大接近
267114b4.jpg


後日わかったことですが、これを撮影する数分前に火星による恒星しし座のχLeoの
掩蔽があったと判明。画像をチェックしてみると、出現後のそれらしき画像が
見つかった。

火星によるχLeoの掩蔽の予報
潜入:10月19日4h22′ 55″
出現:10月19日4h25′ 25″

★出現から約5分後の超拡大写真

火星とχLeoが分離しているのが何とか分かる。

事前に分かっていっればもっと真面目に適正露出で拡大撮影していたと思われるが
、それにしても悔やまれる。