月刊誌”星ナビ”2月号の特集記事に天体写真用コンポジットソフトSequatorを使ってみました。
通常、短時間露光で連写した画像をそのままコンポジットすると恒星の日周運動の軌跡の画像が出来、恒星を基準にコンポジットすると恒星、天体は綺麗になるが、地上風景はながれてしまうということになりますが、このソフトは地上風景も星も綺麗に作成できるという今までなかった優れものです。

素材は2017年5月22日2に水石山でとった北天の日周運動を撮ったものを探してやってみました。
本ブログのタイトルバックにしている画像です。

日周運動を撮るため長めの25secの露出時間だったので、恒星像がわずかに楕円形になっていますね。
しかし、天の川はハッキリと見えてきました。

★水石山での北天と春の天の川ーその1
水石山_Sequator_1
カメラ:Nikon D7000 IR改造
レンズ:NikkorAF-S DX Zoom 12-24mm F/4 IF (12mm、F5.6で撮影)
撮影条件:ISO2000, 25sec,101コマ 総露出時間:42分5秒
撮影地:福島県いわき市水石山
撮影年月日:2017年5月22日


★水石山での北天と春の天の川ーその2

水石山_Sequator_2

星ナビ記事にもあるように、地上風景と星空の境界線が輝度差が小さい場合などは
黒点が発生します。マスク作成を何度繰り返しても、同じ結果なので避けようがないようです。