4月20日風が弱そうな八方ヶ原学校平ヘ遠征しました。
当初は大間々台へ行く予定でしたが、風がかなり強そうだったので、学校平へ降りてみると弱風。そのまま学校平で撮ることにしました。

日没後、快晴・無風となり、今日は期待できる。

だがしかし薄明終了過ぎると雲が断続的に流れてきて、遂に全天曇りとなりました。
当日は上弦前の月が10時半過ぎには沈む予定なので、それまでには晴れるだろうと思っていたが、まさにその通りとなりました。

ところがオートガイドのキャリブレーションやってると、何回もエラーメッセージが出てくる。又、ステラショットの悪い癖が出てきたかと、PHD2に変更してキャリブレーションを行うと、”RAとDECが直交してないので、ガイド精度が悪くなります。”とのメッセージ。しょうがないので、このままガイドさせて、撮影開始。

やっぱり、ガイドは暴れ、RA,DECともに頻繫にピーク3~4”角に飛び跳ねる。
通常はピーク1”角、RMS0.3~0.5"角

出てきた画像の恒星像はひげが出ていますね。

原因は何だろう。

薄明終了後撤収開始。ガイド鏡を取り外す際ガイドカメラがグラグラに気が付く。
ありゃ、やっちゃった‼!なっなんと、ガイド鏡31.7mmスリーブの締め付けねじが緩んでガイドカメラがグラグラになってました。スリーブは2点ビス締めのベルト締めタイプ。

状況を冷静に分析すれば、容易に分かりそうな気がするが、どうして?

ということで、比較的なんとかなりそうな10コマを無理やりσクリッピング加算平均コンポジットして、画像処理してみました。

★M64 黒目銀河 かみのけ座
cd8f6006.jpg


鏡筒:VC200L D=20㎝ Fl=1800㎜ 直焦点
赤道儀:SX-P、カメラ:D810A 
ガイド鏡:D=6㎝ Fl=240㎜、ガイドカメラ:QHY5L-ⅡM、 ガイド:PHD2
撮影条件:ISO1600 ,600sec ,10コマ、総露出100分(1時間40分)
撮影日時:4/21 0:26~ 3:30  場所:栃木県矢板市八方ヶ原 学校平
StellaImage8, Phtoshotcc、FlatAide Proで画像処理、 フルサイズセンサーFl4700mm相当の画角にトリミング

さすがに、昨年撮った画像に比べると、かなりもやっとしている。

まあこんなこともあるでしょう。ん、最近聞いたような・・・・