5月11日宮崎県五ヶ瀬村の五ヶ瀬ハイランドスキー場第2駐車場に遠征してきました。
ここは九州最強の天体写真スポットだそうです。但し、春、夏、秋限定。

前回の産山村ヒゴタイ公園、久住オートビレッジより南へ約50Kmの位置にあります。標高1420mmであり、都市部より離れているためかなり暗いとのこと。

PM4:00 現地到着。一番乗り!小雨、濃霧の中、車のフロントガラスが濡れる。
しばし、車の中で待機。PM5時雨は止み、霧が晴れてきた。10m位下の平地で第3駐車場の造成工事中か、2台のショベルカーが動いてたが、5時過ぎ工事のおじさんたちが帰っていった。ご苦労様です!

PM6時過ぎて、予報通りあっという間に快晴となった。北西から西にかけては小高い山があるが、それ以外は眺望抜群で、特に南側は開けている。希望が丘と似ていますね。

さて、当日は月齢4.3の月が沈む月没は23:29、薄明開始時刻は3:46ですので、撮影時間は正味4時間ちょっとで失敗は許されない。

当日の対象はおおぐま座のM101又はいて座のM8を考えていたが、ここは九州なので
南天の天体が高いということで、いつもの丘よりアドバンテージがあるM8にしました。
月没すると満天の星空になった。すごい!すばらしい!山の稜線ぎりぎりまで恒星がくっきりと見える。AM2時頃には いて座からカシオペア座までの乳白色の天の川アーチがかかった。2年前にハワイ島マウナケアで見た天の川に次ぐ白さ。

記念写真を撮りましょう。  
★撮影風景 AM2時ごろ   望遠鏡の左側の半円形の影は私の後頭部
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拡大すると車のフロントガラスにも星が写っています。
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★M8 干潟星雲 いて座
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鏡筒:VC200L ×0.76Reducer Fl:1280mm、D:20cm
赤道儀:SX-P
カメラ:Nikon D810A 、フィルター:IDAS HEUIBⅡ
ガイドカメラ:Sx SuperStar
撮影条件:ISO1600、600sec×15コマ=総露出時間 2時間30分、気温5℃

通常は北を上に撮影していますが、今回は東側の淡い部分をできるだけ入れてみようと東側に10度程度回転させております。結果、非常にアンバランスな構図となりました。又、20コマ撮影しましたが、5コマが原因不明のガイド不良で没。原因調査中。

さて、すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、4月末にNikon D810Aを導入しました。皆さんおっしゃるようにノイズがD7000に比べ圧倒的に少ないですね。画像処理の余裕が広くなったように感じます。まだまだ使いこなせていませんが、すでに使いこなしていらっしゃる方々の極意をご教示ください。

近いうちの又、この地に遠征したいですね。

満天の星空にも出会えたし、D810のセカンドライトも何とか撮れたし、帰りには又 長湯温泉に浸かってきたし、今回も充実した一夜でした。